当院について

FMC東京クリニックとは

胎児の検査・診断と遺伝相談の専門クリニックです

外観
クリニック外観

FMC東京クリニックは九段下にある、出生前検査・胎児診断胎児と遺伝相談の専門クリニックです。

このような方にこのような医療を提供しています
これから妊娠を考えている女性、そのパートナー遺伝によって妊娠が上手くいかないかもしれない、年齢などの問題で染色体の異常がおきやすいかもしれないといった不安について、検査や遺伝カウンセリングをしています。
妊娠中の女性、そのパートナー妊娠について、胎児についてのあらゆるお悩みについて、色々な検査や遺伝カウンセリングをしています。
妊娠とは関係なく、遺伝や染色体について気になることがある方悪性腫瘍、神経難病、その他の遺伝病などの不安について、検査や遺伝カウンセリングをしています。

他院で受けられた検査の結果についてのご相談もうけたまわります。

また、FMC東京クリニックの遺伝カウンセリングは、相談に来られる方それぞれのお考えや意志を尊重しています。ですから、検査や遺伝カウンセリングの結果、どのような選択をされる場合でも、その選択が最善のものになるように全力で支援します。

※お一人でも、ご家族やパートナーの方とご一緒でも、来院いただけます。
(キッズルームの用意もございます)

カウンセリングルーム
遺伝カウンセリング・相談室
ロビー
待合室
診察室
ご家族の方も同席してリラックスして診察を受けていただけるように、診察室は広くゆったりとした空間になっています。
診察室
胎児超音波検査:パートナーの方も各種検査に立ち会っていただけます
アルコーブ
待合室には照明を落としたアルコーブもございます。

※詳しい診療メニューと費用についてはこちらをご覧ください

FMC東京クリニックの歴史

順天堂大学医学部の先生からボストンとベルギー留学へ

当院院長の中村は、1986年、順天堂大学医学部卒業後、順天堂大学医学部附属病院にて学生や研修医を指導しながら、最前線の産科医として診療・研究に従事してきました。

2005年に順天堂大学医学部附属練馬病院の立ち上げにも参画し、助教授(先任准教授)として勤務していましたが、2009年、胎児の診断と治療について欧米の最先端の技術を身に着けたいと思い、留学を決意しました。

最初はボストンにあるボストン小児病院で、翌年はベルギーのルーヴェンという町にあるルーヴェン・カトリック大学医学部で研究と研鑽を積みました。

どちらも日本ではあまり知られていないのですが、ボストン小児病院は1869年創設のアメリカ最大の小児科病院で、ハーバード大学の教育病院としても指定されています。

ルーヴェン・カトリック大学は1425年に建学したという、カトリック系の大学としては世界一古いところです。「ヨーロッパのハーバード大学」とも言われていて、今でも色々な大学ランキングで上位に入っているそうです。

2023年版のタイムズ・ハイアー・エデュケーション・ランキングでは総合で世界42位、医学部ランキングは世界で43位でした。

胎児診断を広めることの必要性に気づく

帰国後は湘南藤沢徳洲会病院で胎児の治療を専門に行うチームの立ち上げを計画し、場所づくりと人材集めをはじめました。中村はそこで2年間、チームづくりに奔走。この時の仲間たちとは今も繋がりがあります。

しかし、日本における妊婦診療の仕組みの中では治療対象となる胎児の病気が見つけてもらえないままになっているケースが多いことに気づいたのです。

治療よりも前にまずは診断することが先だと考えた中村は2013年、神田淡路町で開院した胎児クリニック東京の院長となり、遺伝カウンセリング部の田村と二人三脚で精密な胎児診断に取り組むことになりました。

FMC東京クリニック開院

2015年、中村と田村は更に理想の胎児診断と遺伝カウンセリングを提供出来るクリニックを求めて胎児クリニック東京を移転し、九段下にFMC東京クリニックを開院しました。2022年10月、日本医学会からNIPT実施医療機関として認証され、NIPT実施が可能となり、ますます充実した胎児診断が可能となっています。

スタッフ一覧

FMC東京クリニックの医療スタッフは全員が産科や遺伝関連の各種の専門資格を取得している他、様々な専門学会に加入して最新の知識を入手したり、大学で教壇に立って後進を指導したり、医療専門コラムを執筆したりと活発に活動しています。

医師

当院の医師は全員がFetal Medicine Foundationの妊娠第1三半期超音波検査による染色体異常risk計算(Nuchal translucency, Nasal bone, Ductus venosus flow, Tricuspid flow)のライセンス保持者です。

院長
中村 靖
略歴1986年
順天堂大学医学部卒業。順天堂大学医学部附属順天堂医院にて診療・研究に従事。産婦人科・小児科・小児外科の三科が一堂に会する “周産期カンファレンス”の中心メンバーとして発展に導く。
2005年順天堂大学医学部附属練馬病院助教授(先任准教授)として病院の立ち上げに参画。
2009年国内の胎児診療を発展させるべく米国ボストン小児病院へ留学。
2010年ベルギーのルーベンカトリック大学産婦人科で臨床・研究に携わる。帰国後、湘南藤沢徳洲会病院に胎児科を開設。
2013年よりきめ細かい胎児診療を行うべく胎児クリニック東京を開院。
2015年九段下に移転しFMC東京クリニックを開院、現在に至る。
資格など臨床遺伝専門医・指導医
超音波専門医・指導医
産婦人科専門医
医学博士
日本産科婦人科遺伝診療学会代議員
常勤医師
山田 研二
略歴日本大学工学部卒業後、医師の道を志し杏林大学医学部を卒業。大学病院では胎児超音波診断を専門とし、周産期医療の第一線で胎児の診断および管理方針の決定、必要に応じた他病院との連携のコーディネートといった、重要な役割を担っていた。日常診療では丁寧な診察とわかりやすい説明を心がけている。趣味はスキューバダイビングで、普段は二児の父として心優しい人柄が滲み出る。
資格など臨床遺伝専門医
超音波専門医
胎児心エコー認証医
産婦人科専門医
非常勤医師
宋 美玄
略歴大阪大学医学部卒業、川崎医科大学講師を経て、2009年ロンドンのFetal Medicine Foundationに留学。King‘s College HospitalUniversity College Hospitalで胎児診断の診療に従事する。2010年から国内で産婦人科医として勤務。臨床の傍らテレビや雑誌で女性の健康について啓発を始め、出産後も胎児診断、性科学の専門分野の診療・研究とウィメンズヘルスの普及活動を行っている。

二児の母。丸の内の森レディースクリニック院長。

著書:「女医が教える これでいいのだ!妊娠・出産」(ポプラ社)「内診台から覗いた 高齢出産の真実」(中公新書ラクレ)、「女医が教える本当に気持ちのいいセックス」シリーズ(ブックマン社)、「産科女医が35歳で出産してみた」(ブックマン社)、など多数。

読売新聞医療サイト「ヨミドクター」で「宋美玄のわーままクリニック」連載中。
資格など産婦人科専門医
医学博士
非常勤医師
紀平 力
略歴周産期診療を主とし2003年から産婦人科医として診療を開始。2014年には、東京都府中市の榊原記念病院において、胎児・母体の心臓病に特化した産婦人科の立ち上げに、メンバーの1人として携わった。2021年4月より、帝京大学医学部附属病院で講師として、若手医師や学生の指導にあたっている。当院では、胎児クリニック東京時代から継続して診療に携わっている。
資格など臨床遺伝専門医
超音波専門医・指導医
周産期(母体、胎児)専門医
産婦人科専門医
帝京大学医学部産婦人科講師
非常勤医師
金沢 誠司 
略歴新潟大学医学部卒業。東北大学大学院医学系研究科卒業。都立多摩総合医療センターでは総合周産期センターの最前線で母体救命や胎児診療に従事。その間、前身の胎児クリニック東京において院長指導のもと研修として診療に参加。その後、国立成育医療研究センターでも胎児超音波外来や出生前相談外来なども担当。難しい医学用語を用いない分かりやすい説明、最新のエビデンスに基づいた医療を心掛けている。現在は、Ubie株式会社でAI問診の開発にも携わっている。
資格など超音波専門医
産婦人科専門医
周産期専門医(母体・胎児)
医学博士

認定遺伝カウンセラー

医療情報
遺伝カウンセリング部

部長
田村 智英子
略歴1988年東京理科大学薬学部卒業。
1988年帝人株式会社にて医薬品の基礎研究、臨床開発、学術活動に従事。
2000年フルブライト奨学金を得て米国留学。
2003年米国国立ヒトゲノム研究所/ジョンズ・ホプキンス大学公衆衛生大学院遺伝カウンセリング修士課程を卒業。
2003年国立成育医療センターにて遺伝カウンセラーとして勤務。
2004年お茶の水女子大学大学院遺伝カウンセリングコース准教授
2013年胎児クリニック東京医療情報・遺伝カウンセリング室 室長
2015年FMC東京クリニック医療情報・遺伝カウンセリング部 部長、現在に至る。
また木場公園クリニック順天堂大学医学部附属順天堂医院臨床遺伝外来国立病院機構岩国医療センターがん遺伝相談外来などの遺伝カウンセリングにも従事。

その他、東京都難病相談・支援センターピア相談員研修コース、神奈川県立保健福祉大学実践教育センター北里大学看護キャリア開発・研究センター新生児集中ケア認定看護師教育課程北海道大学薬学部などにおいても、非常勤講師として講義を担当してきた。

現在、世界でただひとり、日米の遺伝カウンセラーの認定資格を保持しているほか、日本遺伝性腫瘍学会の家族性腫瘍カウンセラー資格も有する。

日本産科婦人科遺伝診療学会代議員、日本人類遺伝学会評議員、日本遺伝カウンセリング学会評議員。
資格など認定遺伝カウンセラー(米国遺伝カウンセラー認定協議会
認定遺伝カウンセラー(日本人類遺伝学会、日本遺伝カウンセリング学会)
家族性腫瘍カウンセラー(日本遺伝性腫瘍学会)
薬剤師
第1種放射線取扱主任者
遺伝カウンセラー
井原 千琴 
略歴2006年より、お茶の水女子大学大学院の遺伝カウンセリングコースで、千代豪昭教授、田村智英子准教授の下、遺伝カウンセリングを学ぶ。ナショナル・センター、患者家族会や地域の難病相談会にて、出生前検査だけではなく、神経筋疾患等に関する遺伝カウンセリングの経験を積み、上智大学総合人間科学部の非常勤講師として教育にも関わっている。遺伝や検査をめぐる様々な思いを大切に、正確な情報をわかりやすく伝えることを心がけている。
資格など認定遺伝カウンセラー(日本人類遺伝学会、日本遺伝カウンセリング学会)
上智大学総合人間科学部講師

顧問・アドバイザー

最高顧問竹内 久彌順天堂大学名誉教授
特別顧問山田 美典公認会計士・税理士山田美典事務所
臨床アドバイザー佐藤 洋明自治医大さいたま医療センター・周産期母子医療センター