人工妊娠中絶

人工妊娠中絶

妊娠中絶の選択を与えない医師たち

前回、胎児の両親(妊婦とそのパートナー)がまだ希望を捨てたくない場合でも、むしろ周囲の人たち(家族や産婦人科医)が、「早いほうが負担が少ない。」などと言って、妊娠中絶を勧めるケースがあることについて書きました。 今回は、その逆のパターンにつ...
人工妊娠中絶

妊婦さん自身にはなくても、周囲にはあるかもしれない“安易な中絶” (2)

出生前検査・診断を専門にしていると、“安易な中絶”と一括りにして語られるものの中に、いろいろな事情があることがわかります。それは個人的な事情だけではなく、制度や社会の問題も含めた、幅広い側面を持っています。 NTが厚いと指摘されたケースを例...
人工妊娠中絶

妊婦さん自身にはなくても、周囲にはあるかもしれない“安易な中絶” (1)

先日、日産婦の理事会でNIPT(マスコミの言う“新型出生前診断”)が臨床研究を終了して一般診療になることが決定したことに関連し、以下の記事を書きました。 NIPT(新型出生前診断)、今後の実施体制は? - FMC東京 院長室 この中で紹介し...
NIPT

NIPT(新型出生前診断)、今後の実施体制は?

先日、NIPTに関するニュースについて言及したところ(日産婦、“新型出生前診断”を一般診療として実施する方針 - FMC東京 院長室)ですが、この件についてはいろいろなところで話題になっていて、少し注目されてきているようですね。2日前にも、...
人工妊娠中絶

「命」について(人はいつから人なのか、など)

「新型出生前診断」と同様に、マスコミが好んで使う言葉で気に入らないものの一つに、「命の選別」があります。これを「気に入らない」などというと、反発されそうなので、丁寧に論考しないといけないと考えているのですが、まずは「命」について考えてみたい...
人工妊娠中絶

実はかなりハードルが高い人工妊娠中絶(後編)

前回(実はかなりハードルが高い人工妊娠中絶(前編) - FMC東京 院長室)の続きです。以下の2つについて言及していきます。 3. 受け入れ施設のハードル 4. 社会的ハードル   3. 受け入れ施設のハードル 妊娠12週までの人工妊娠中絶...
人工妊娠中絶

実はかなりハードルが高い人工妊娠中絶(前編)

当院には、胎児にいろいろな問題が見つかって、出産を目指すか中絶するかなど、かなり悩まなければならない方やそのご家族が、日常的に来院されています。 そういう方々の悩みに対応していて常々感じることは、人工妊娠中絶はただでさえ悩ましいことなのに、...