出生前検査・診断

出生前検査・診断

出生前検査を普及させない方が良いという声に、癌告知の過去を想う。

毎日、出生前検査・診断の現場に身を置いて、理不尽な現状に翻弄される妊婦さんやそのご家族をみていると、この状況がいつになれば変わるのか、どうすれば変えることができるのかということを、いつも考えます。 同じように変わらなければ・変えなければいけ...
出生前検査・診断

出生前検査を受けることに罪悪感を持つ必要はありません。遺伝カウンセリングでは、自己決定(選択)のお手伝いをします。

以下のようなニュースを、Yahoo! ニュースで見つけました。 わが子がダウン症だったら?― 出生前診断を受けた夫妻の選択 - Yahoo!ニュース 超音波により疑い⇨羊水検査⇨診断 という流れで、お腹の赤ちゃんがダウン症候群と診断されたが...
NIPT

たいへん勉強になりました。世界産科婦人科超音波学会。ー これからの超音波検査はどうなっていくのか。

ウィーンで開催されていた世界産科婦人科超音波学会、本日が最終日でした。いつもながら刺激的な学会で、世界のエキスパートが出してくる超音波画像の素晴らしさは、目を見張るものでした。診断専門施設を運営する立場としては、同等のレベルを実現し、且つ保...
出生前検査・診断

たいへん刺激的な国際学会

ウィーンで開かれている、27th World Congress on Ultrasound in Obstetrics and Gynecology(世界産科婦人科超音波学会学術集会)に参加しています。 世界のエキスパートの技や知見を学べる...
出生前検査・診断

ISUOG(世界産科婦人科超音波学会)に参加しています。

ウィーンで開催されているISUOG(世界産科婦人科超音波学会)に参加しています。当院の関係者では、心エコー外来を担当していただいているDr. 川瀧元良が一緒です。 日頃いろいろな仕事に携わっている中で超音波検査・診断にも関わるお医者さんたち...
NIPT

日本産科婦人科学会が妊婦さんに呼びかけた「お知らせ」、何が問題か。(1)

前回記事で取り上げました、平成29年8月26日付で出された「お知らせ」、 「母体血を用いた新しい出生前遺伝学的検査(NIPT)」を受けることを考えている妊婦さんへ の問題点について、記載しておきたいと思います。 もう一度、内容のおさらいです...
NIPT

日本産科婦人科学会が妊婦さんに呼びかけた「お知らせ」には、どういう意義があるのだろうか?

平成29年8月26日付で、日本産科婦人科学会が、妊婦さんに向けて「お知らせ」を出しました。以下のようなものです。 「母体血を用いた新しい出生前遺伝学的検査(NIPT)」を受けることを考えている妊婦さんへ 一部内容を抜粋すると、 安心してNI...
NIPT

わが国におけるNIPTの今現在についてまとめておく (2)

NIPTがなぜ画期的だったかというと、それはなんといっても21トリソミーの検出感度が高く、見逃しが少ないことに他なりません。トリソミーという染色体異常は、妊婦の年齢が上昇するとともに増加することが知られていて、かつ近年、妊婦の年齢はどんどん...
NIPT

わが国におけるNIPTの今現在についてまとめておく (1)

第53回日本周産期・新生児医学会3日目です。 一昨日の議論の後の帰路、考えを巡らせていたのですが、もう一度NIPTの今現在についてまとめておく必要があるなと思いました。 端的に言うと、なぜ常勤・非常勤で複数の臨床遺伝専門医が診療に携わり、ま...
出生前検査・診断

羊水検査・絨毛検査はどのくらい危険なのか?

羊水検査・絨毛検査を極端に忌避する日本の特殊性 当院を受診される方の中に、一定の割合で羊水検査などのいわゆる侵襲的検査について、強い抵抗感をお持ちの方がおられます。 その理由の主なものは、流産の危険性や胎児に針が刺さることで問題が起こるので...