妊娠管理

妊娠管理

0歳児の新型コロナウイルス感染の報告。どこから感染したのか?

書きかけの項目がいくつか残っているのですが、どうもそれどころではなくなってきて、新型コロナ関連の情報収拾で頭がいっぱいになってきつつあります。最前線で対応しておられる医療従事者の方々には、頭が下がる思いです。  私は、災害医療や感染症の専門...
妊娠管理

新型コロナウイルスと妊娠に関する情報

前エントリーの続きは現在執筆中ですが、その前によりタイムリーな情報を。   ISUOG (International Society of Ultrasound in Obstetrics and Gynecology: 国際産科婦人科超音...
医療全般

ネット記事は、何を目的としているのか。ただセンセーショナルに煽るのでは、人を不安に陥れるだけで、害でしかない。 – 時事メディカルの記事『中国で重症妊婦が死産』の問題点

新型コロナウイルス関連で、いろいろな情報が飛び交い、すべての国民が不安な日々を過ごしていることと思います。しかし、その不安の多くの部分が、不正確な情報の拡散に起因しているように思われてなりません。先日も、JBpressというメディアが、とん...
妊娠管理

1月18日読売新聞夕刊 『変わる早産対策』 この国独自の産科医療は変われるのか?

読売新聞夕刊で、早産予防治療についての話題が取り上げられていました。これまでこのような話題が全国紙レベルで載ることはなかったので、現状を変えるきっかけになるという期待感を持つ医師もおり、攻めた記事だと評価されています。  日本で行われている...
出生前検査・診断

あらためて考える。出生前検査・診断は不安ビジネスなのか。

年末も押し迫ってまいりました。クリニックは27日が仕事納めで、夜には忘年会を行いました。この年末はこの一年のことやこれまでの歩みなどを振り返り、来年に向けての考えを新たにするよい機会になります。  とはいえ、年末に「母体血を用いた出生前遺伝...
人工妊娠中絶

再考しよう。人工妊娠中絶を行うことが可能か否かを妊娠時期で規定することは適切なのか?

先日、朝のNHKニュースで、早産児の生育限界についての話題が放送されていました。 変わる? 赤ちゃん“命の線引き”|けさのクローズアップ|NHKニュース おはよう日本    未熟な状態で生まれてきた赤ちゃんが、医療の進歩によって、しっかりと...
出生前検査・診断

胎児超音波検査を行う時期に、医師個人の価値観が反映されている。

ホームページをご覧になるとわかると思いますが、当院で設定している胎児超音波検査には、妊娠初期の超音波検査と妊娠中期の超音波検査があります。この二つは、海外で行われている検査に照らして言うと、前者が、第1三半期の検査(First trimes...
妊娠初期

妊娠20週よりも前に前置胎盤の疑いがあると言われても、気にしないほうがいい。

このブログ、出生前検査について、多くの方に知ってもらいたいという気持ちではじめたので、その話題が多いのですが、どうやら一般的な妊婦の診察の話題を載せた方が、読んでいただけることが多いようなのです。そりゃそうか、関心を持つ人数が明らかのその方...
医療全般

お腹の赤ちゃんの大きさについて、心配している妊婦さん。それは普通なんですけど。医師の説明が悪いんです。

妊婦健診で胎児の大きさについて何か言われたという話が多い。 以前から気になっているのですが、当院に検査(特に中期以降の超音波検査)目的で来院された方に、「普段の妊婦健診で指摘されて気になっていることはありませんか?」と伺うと、けっこうな頻度...
出生前検査・診断

前途多難。(どうすればこの国の出生前検査の現状が改善できるのだろうか)

もう8月も終わりに近づいてきたわけですが、また暑さがぶり返してきて、体力を消耗する日々です。そんな中、最近たてつづけに悪い意味で驚くべき相談事例があり、気力まで消耗しそうになっています。もう本当にこの国は今後大丈夫なのか、この国でやっていけ...