NIPT

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NIPT 海外ではどうなっているのか -2

NIPTの海外事情、今回はイギリスの状況報告です。 以下の記事は、現在LondonにあるFetal Medicine Foundationの総本山・King's Collage Hospitalで、Prof. Nicolaidesの元、修行...
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NIPT 海外ではどうなっているのか -1

NIPT (Non-Invasive Prenatal Testing) は、日本医学会をはじめとした学会などの学術的な場では、「母体血を用いた出生前遺伝学的検査」と表現されることが一般的なのですが、なぜかマスコミなどは、「新型出生前診断」...
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たいへん勉強になりました。世界産科婦人科超音波学会。ー これからの超音波検査はどうなっていくのか。

ウィーンで開催されていた世界産科婦人科超音波学会、本日が最終日でした。いつもながら刺激的な学会で、世界のエキスパートが出してくる超音波画像の素晴らしさは、目を見張るものでした。診断専門施設を運営する立場としては、同等のレベルを実現し、且つ保...
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日本産科婦人科学会が妊婦さんに呼びかけた「お知らせ」、何が問題か。(1)

前回記事で取り上げました、平成29年8月26日付で出された「お知らせ」、 「母体血を用いた新しい出生前遺伝学的検査(NIPT)」を受けることを考えている妊婦さんへ の問題点について、記載しておきたいと思います。 もう一度、内容のおさらいです...
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日本産科婦人科学会が妊婦さんに呼びかけた「お知らせ」には、どういう意義があるのだろうか?

平成29年8月26日付で、日本産科婦人科学会が、妊婦さんに向けて「お知らせ」を出しました。以下のようなものです。 「母体血を用いた新しい出生前遺伝学的検査(NIPT)」を受けることを考えている妊婦さんへ 一部内容を抜粋すると、 安心してNI...
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わが国におけるNIPTの今現在についてまとめておく (2)

NIPTがなぜ画期的だったかというと、それはなんといっても21トリソミーの検出感度が高く、見逃しが少ないことに他なりません。トリソミーという染色体異常は、妊婦の年齢が上昇するとともに増加することが知られていて、かつ近年、妊婦の年齢はどんどん...
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わが国におけるNIPTの今現在についてまとめておく (1)

第53回日本周産期・新生児医学会3日目です。 一昨日の議論の後の帰路、考えを巡らせていたのですが、もう一度NIPTの今現在についてまとめておく必要があるなと思いました。 端的に言うと、なぜ常勤・非常勤で複数の臨床遺伝専門医が診療に携わり、ま...
NIPT

妊婦さんやその家族の声は響きにくい?

第53回日本周産期・新生児医学会に参加しています。 朝一のパネルディスカッション、『NIPTー何が問題かー』では、検査のありかたに関する意見が、いつもこのような場で出生前検査に対して否定的な見解を述べられる重鎮の先生から発せられたので、心配...
18トリソミー

18トリソミーは、あまり知られていない?

18トリソミーという染色体異常について、一般にはどのくらい知られているものなのでしょうか。私は、もっと知られていると勘違いしていました。 長年にわたり、胎児診断の世界に身を置いていたために、私たちの感覚と一般の人たちの感覚に大きな違いがある...
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NIPTだけを厳しい指針で規制することによって何が起きているのか? (3) – 遺伝カウンセリングは免罪符なのか

先日、施設認定を受けずにNIPT検査をおこなっている検査会社と医療機関についての記事を書きました。 施設認定を受けずにNIPTを実施している施設 今はどうなっている? - FMC東京 院長室 このところ、ここで検査を受けた、あるいは受けると...